申請の流れ
ブルーカードは専門性の高い人材に対しての優遇VISAです。
取得すると、永住許可のための条件が緩和されます。
ここでは、ブルーカード申請対象になるための条件とその申請方法についてみていきます。
Blaue Karte (ブルーカード)が適用されるか確認する
- 雇用主から採用通知を受けていること
- 雇用先での業務内容が、あなたの資格(学歴)に合致していること
- 雇用先での年間収入が45.300ユーロ(納税前)以上であること。
※2024年度。経済状況に応じて、割と頻繁に変わるためリンクで数値をご確認ください。
45.300ユーロ のボーダーについては、下記条件を満たすと労働省が判断する場合、39.682,80ユーロまで減額される場合があるので利用しましょう。- ドイツで不足している職種に該当する場合
- 大学卒業後3年以内の新卒採用の場合
💡受入れ側の視点に立ってみれば、現地のドイツ人より多く稼いでいることが前提で、そうでない場合は、現地のドイツ人ができない仕事、やりたくない仕事、習得に時間を要する仕事ということでアピールする必要があります。
はんなさん
せっかく、45300ユーロを軸に転職先を限定したのに、よく見ると化学系のエンジニアはリストに入ってるやん。 39682でよかったんやったら、博士課程の仕事できたな。
居住地の外人局のウェブサイトにて詳細を確認
原則として、居住地と外人局の所在地はセットです。
仮に、あなたがミュンヘンに住んでいる、あるいはこれから住む場合には必ずミュンヘンの外人局のサイトにアクセスしてください。
💡ドイツのお役所柄、ひとつの部署で全てのことが解決することはまずないので、最終目的であるビザ を管轄している部署から遡って、書類を集めていきましょう。
申請書類1(発効に必要)
- 申請用紙をダウンロードし、記入する。
- 有効なパスポート あるいは その他、代用となる書類
- 証明写真(写真機は外人局内にもある)
- 労働契約書 あるいは 採用決定を証明するもの
- 申請用紙『雇用関係についての説明』(雇用主が記入する)
- 延長の場合のみ) 雇用開始の給与明細(2か月分) あるいは 最近の給与明細(3か月分)
申請書類2(ブルーカードの審査に必要)
1 ~4のうちのどれか一つを提出。
- 1) 公証されたドイツ語あるいは英語の成績証明書と認定のためのAnabinデータバンクの抜粋 1
あるいは、
2) KMK2が発行する成績評価証明
1)の場合
– 英訳の成績証明書を公証化
公証人オフィスをネットで探し、電話でアポをとる。書類を持参して公証コピーをもらう。
– Anabinデータバンクの抜粋
リンクから左画面の『Institutionen』→ 国名 → 都市名 を入れて出身大学を検索する。
下記の場合だと、短期大学を除いてH+がついている。
大学名をクリックすると、大学のデータシートがpdfにてダウンロードできるので保存する。
2)の場合
KMKは、費用が200€と評価に1か月程かかるので(郵送の往復含む)、外人局から1つ目のオプションが却下された場合に検討ましょう。 - 専門学校・職業養成校などの卒業証明書 と ドイツでの認定書
(KMK あるいは Anabin:上記参照) - IT専門職で、正式な卒業証明書がない場合は、最近7年間で3年以上のIT関係の職歴があることの証明 あるいは それを証明する履歴書
- 国家資格の証明書(従事するにあたり、国の許可が必要な職業)
- Anabin
ドイツの大学資格と照らし合わせて、海外の大学を評価したもの。H+だと全日制の大学に当たる。 ↩︎ - KMK (Kultus Minister Konferenz)
ドイツの文部科学省のような機関で、海外の成績証明書の評価を行う。 ↩︎
はんなさん
あらら。 200ユーロくそ真面目に払ってもうたわ。
Anabinのデータバンクの印刷だけでよかったんやな。
まとめ
この記事ではブルーカードの条件とその申請方法についてまとめました。
正しいVISAを取得して、永住許可を最短で取得しましょう。
- Blaue Karte (ブルーカード)が適用されるか確認する
- 居住地の外人局のウェブサイトにて詳細を確認
コメント